


Shiho Fujiwara:藤原 志保
タイトル:生の手触り
制作年度:2021
サイズ:27cm×27cm×4cm
素材:和紙・墨・パネル貼り
SUIBOKU 藤原志保展 ―生の手触り―に寄せて
『墨と和紙の間で生じる現象実験を重ね50数年、表現の可能性に挑戦しております。表現の技術だけでなく、その奥にある芸術の神髄を求めて制作を重ね、作家の魂を作品に・・・と』今回のカタログテキストは、BBプラザ美術館顧問、坂上義太郎様に執筆いただいております。
・Profile
藤原志保 Shiho Fujiwara
墨と和紙、SUIBOKUを現代美術に進化させ、東京国立近代美術館、兵庫県立美術館などにコレクションされている作家である
1944 兵庫県西宮市に生まれる。
少女時代水墨画に魅せられ水墨画家に入門。墨と紙の基本的な学習を積む。樹と森をモチーフに制作を続ける。1970 年代奄美群島に又、北海道根釧原野に単独旅行し、大木の根の力、強い造型に、又、地平線に垂れ込める暗雲に衝撃を受け「墨と和紙による抽象表現」を志す。
現在、兵庫県篠山市にアトリエを構え、「墨と和紙」による表現の研究を続け、モノクロームの抽象作品、立体、インスタレーションの制作に展開している。